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どうも!全くの未経験から乙四を独学で勉強して合格できたアキラです!

突然ですが、50代のことをアラフィフと呼びますか!?

普段あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、30歳前後を指す「アラサー」からの派生がアラフォー。「around forty(アラウンドフォーティー)」の略。

そして40代の次が50代、「around fifty」の略で「50歳前後」。

48歳はアラフィフ?とか56歳はアラフィフ?とかアラフォーは35歳から?

とかいろいろとありますが、とにかくアラフィフであろうがなんであろうが、若い学生時代ならともかく社会人となってかなりの年月が経っている状態からの独学というのは頭が固くなってしまっているので資格の勉強というのはなかなかに難しいものですからね!

そういう私も危険物乙4を独学で取得したのはしたのですが、何年も経っているからか勉強の内容をほぼ忘れてしまっています。

ですが、それでも強烈に脳裏に焼き付いている語呂合わせなどもあります。

逆に言えば、それらの語呂合わせや暗記内容・勉強方法というのは忘れてはならないほどに重要だったはずのものですし、これから資格取得を目指すあなたにとっては勉強しておくと必ず身になり力になる大事な情報というわけです!

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アラフィフと危険物取扱者の丙種。

アラフィフと危険物取扱者の丙種。
危険物取扱者の資格って消防法により定められている「危険物」を取り扱う場合に必要な資格のことです。

この資格がないと取り扱えません。つまりその仕事に就けません。この国家資格を持っていると就職や転職先が指定している業務に従事することがでます。

そしてこの危険物取扱者の資格には「甲種」「乙種」「丙種」の3種類があります。

これは聖闘士星矢でいうところの黄金聖闘士、白銀聖闘士、青銅聖闘士といったところでしょうか。

危険物取扱者資格「甲種」…黄金聖闘士(ゴールドセイント)

危険物取扱者資格「乙種」…白銀聖闘士(シルバーセイント)

危険物取扱者資格「丙種」…青銅聖闘士(ブロンズセイント)

それぞれの危険物取扱者資格では「できること」が違います。

危険物取扱者 丙種の求人は1300件超あったりとか!

求人ボックスとかのサイトを見ていると、危険物取扱者(きけんぶつとりあつかいしゃ)の最上位種「甲種」でなくても乙種4類はもとより「丙種」でも求人がけっこうあったりしますよ。

一例ですが、時給で1,350円~とかもありますし、月給で18万~とかも。

職種はだいたい以下のとおり。

産業エネルギー関連職種では

軽油や灯油の配達スタッフ
産業用燃料タンクローリーの運転手
配送ドライバー
品出しやレジ打ち

だいたいはタンクローリーのドライバーが多かったりしますね。

危険物取扱者といえば、ガソリンスタンドでの仕事とかのイメージが多いですが、実際のところは他にもいろいろと就職先がありますね。

危険物取扱者乙種4類資格保持者。
業界未経験者OK ブランクOK。
危険物取扱者乙種第4類または丙種の資格持ち。
普通自動車免許(AT限定不可)、危険物取扱者(丙種)取得者。

危険物取扱者乙種第4類取得者・危険物取扱者丙種取得者・フォークリフト免許持ち優遇。とかがありますね。

ガソリン等を扱うため、危険物取扱者丙種の資格が必要です、日勤のみで週休二日制、タンクローリーのドライバーで月給は25万円~35万円で正社員。

年収は250万円から350万円のガソリンスタンドスタッフ(正社員)というのも見かけます。

このように危険物取扱者の資格は丙種・乙種でも求人情報が多いようです。

危険物取扱者(丙種)のできることは?

消防法で定められた危険物を取り扱ったり危険物の取り扱いに立ち会うことができる有資格者のことを危険物取扱者と言います。

危険物取扱者を必要としている企業は多く、危険物取扱者になることでみ資格者ではできなかったこともいろいろとできるようになります。

丙種や乙種の資格があれば、履歴書に記入して能力をアピールすることもできますし、石油・薬品・燃料関連などの企業への就職・転職を目指したいなら有利な資格といえます。

危険物取扱者の「甲種」では、消防法で定められた第1類から第6類までの全ての危険物の取り扱いや定期点検、保安の監督ができます。さらに実務を6カ月以上経験すると危険物保安監督者になれ、甲種防火管理者としても認められます。

危険物取扱者の「乙種」では、消防法で定められた第1類から第6類までの危険物のうち、個別に取得した分類の危険物の取り扱いや定期点検、保安の監督ができます。無資格者が危険物を取り扱う際の立ち会い業務もできます。

危険物取扱者 丙種の使い道

危険物取扱者の「丙種」では、ガソリン・灯油・軽油・重油などの特定の危険物の取り扱いと定期点検ができます。

危険物取扱者の資格を取得すると、金属製錬工場やめっき工場、印刷・塗料工場やアセトン、トルエンなど危険物に指定されている薬品を扱う研究所、または消防士として働くのに有利であったりタンクローリーの運転手や引火性の液体であるガソリンや灯油、軽油などを扱うガソリンスタンドでの仕事に就けたり有利になったりします。

このように危険物取扱者の丙種の資格を取ると、就職先や転職先などでいろいろと使い道が開けていきます。

甲種危険物取扱者
全ての種類の危険物の取扱いと立会いができる

乙種危険物取扱者
第1類~第6類のうち免状を交付されている類の危険物の取扱いと立会いができる

乙種第1類
酸化性固体(塩素酸カリウム、過マンガン酸カリウム、次亜塩素酸ナトリウムなど)

乙種第2類
可燃性固体(硫黄、赤リン、マグネシウムなど)

乙種第3類
自然発火性物質及び禁水性物質(ナトリウム、リチウム、黄リンなど)

乙種第4類
引火性液体(ガソリン、灯油、軽油、エタノールなど)

乙種第5類
自己反応性物質(ニトログリセリン、トリニトロトルエン、アジ化ナトリウムなど)

乙種第6類
酸化性液体(過酸化水素、硝酸など)

丙種危険物取扱者
第4類に属する危険物のうちガソリン、灯油、軽油、第3石油類(重油、潤滑油及び引火点130度以上のものに限る)、第4石油類及び動植物油類のみ取扱いができる。丙種の有資格者による立会いはできない。

丙種危険物取扱者は、定期点検を行う事ができる。

出典:
危険物取扱者 – Wikipedia

危険物取扱者・丙種の難易度ですが、乙種の試験内容が
危険物に関する法令(法令)15問、
基礎的な物理学及び基礎的な化学(物化)10問、
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(性消)10問に
対し

丙種では
危険物に関する法令(法令)10問、
基礎的な物理学及び基礎的な化学(物化)5問、
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(性消)10問
と若干難易度が緩くなっています。

危険物取扱者の丙種では試験形式が四肢択一式で、受験科目が物理学と化学を除いた燃焼及び消火に関する基礎知識に限定されているため甲種や乙種と比べても難易度が低くなっています。

履歴書に書く際は「丙種危険物取扱者免状 取得」と書きます。

危険物取扱者の丙種だけでは履歴書に書いても就職としてはなかなか有利に働きにくいですが、大型免許や牽引免許、またはフォークリフト免許といった車両運搬系の資格免許と合わせて履歴書に書くと強いアピールとなります。

また、就職時にはなかなか武器にはなりにくいですが、転職ならまた話は違ってきます。丙種単体では武器になりにくいものの同じ国家資格の運転免許である大型免許や牽引免許、フォークリフト免許(運転技能講習終了証)と合わせることで大きな武器になり得ます。

乙種第4類危険物取扱者免状の取得について

甲種・乙種・丙種に分かれている危険物取扱者の資格。

乙種は第1類~6類に分かれていて職場での需要が高く、受験者が最も多い人気資格ですが合格率は低く、近年では難化傾向にあり年々合格率は下がってきています。

最近では合格率は30%前後ともいわれています。

甲種以外は自分が希望する試験が受けられるため、乙種シリーズでは「乙種第4類」だけを取得する人もいますね。

第4類を取得することでガソリンや軽油などの身近な危険物が取り扱えるようになります。

「甲種、乙種、丙種」のうち、アラフィフの方でしたら乙種か丙種を取得し、さらにフォークリフト免許(フォークリフト運転技能講習)を取ってから工場、港湾、運送、倉庫、工事現場、産業用燃料タンクローリーの運転手、産業エネルギー関連職に就くという人も多いです。

乙種第4類危険物取扱者=危険物乙4ですが、私自身も実際に試験会場で受験しているときに周囲を見渡すと50代以上のアラフィフの方が多いように思えました。

丙種か乙4!

そう話している人も多かったですね。試験勉強が苦手な人は短期間の講習で安全教育及び意識啓発を受けてから試験に臨むという声も多かったです。

危険物乙4(履歴書に書ける?)できることは

甲種・乙種・丙種ともに危険物取扱者の資格は試験に合格し、免状の交付を申請してから免状が発行され取得することで「危険物取扱者」として従事することができます。

それぞれの資格で取扱う危険物や立合いができる危険物の種類が違います。

危険物乙4の合格率

危険物乙4の合格率
試験時期 受験者数 合格者数 合格率
2021年10月 19,308人 6,924人 35.90%
2021年9月 10,408人 4,405人 42.30%
2021年8月 5,520人 2,280人 41.30%
2021年7月 18,106人 5,944人 32.80%
2021年6月 51,576人 18,328人 35.50%
2021年5月 6,061人 2,648人 43.70%
2021年4月 5,259人 2,326人 44.20%
2021年3月 22,809人 8,547人 37.50%
2021年2月 31,024人 11,001人 35.50%
2021年1月 9,578人 4,100人 42.80%

危険物取扱者乙種4類試験の合格率ですが、平均して30%~40%程度。

甲種試験と同じくらいの合格率でなかなか難しい傾向といえます。

とはいえ足切り点はありませんから個々の学習意欲や勉強量で差も出ます。ですので一概に合格率だけを見ていても仕方ありません。乙4種だけ特別に難しいというわけでもありませんよ。

乙種4類だけが突出して受験者数が多いため、その影響で合格率が低いというわけです。

乙4以外の合格率は平均60%程度ですので、アラフィフの方やアラフォーの方で上述のように軽油や灯油の配達スタッフや産業用燃料タンクローリーの運転手、配送ドライバーといった転職を考えておらえる場合は危険物取扱者の「丙種」を取りに行くという手もありですね。

危険物取扱者乙4の2022年の試験日は?

危険物取扱者で人気の資格である乙4。試験日が気になるところですが、2022年はいつなのか?

令和3年度 危険物取扱者試験 (後期 2021年10月-2022年3月)

危険物取扱者試験は甲種・乙種・丙種ともに、インターネットから受験申込みする電子申請の受付期間の開始日と締切日、願書により受験申請する書面申請の受付期間の開始日と締切日、これらが「甲種」「乙種」「丙種」ともに違いがありません。

すべて同じ日から受付開始で締切日も同じです。

「甲種」だから、「乙種」や「丙種」だから日が違うということもありません。

詳しいことは以下のホームページに記載されています。

出典:
危険物取扱者試験 試験日程 2021年10月-2022年3月|一般財団法人消防試験研究センター

これから危険物取扱者の甲種であろうが乙4であろうが、申し込みを考えている人は一度目を通しておくと良いでしょう。

危険物乙4の独学は難しい?簡単!?危険物取扱者「甲種」の独学は?

※危険物取扱者乙四のエッセンスというサイトにはお世話になりました。
危険物乙4の独学は難しい?簡単!?危険物取扱者「甲種」の独学は?

危険物乙4は最近難しくなったというが、どうなのか?

個人的には難しくなったという意見に間違いはないと思います。法令とかも変わっていくでしょうし取得者が増えれば増えるほど飽和もしていきますし。

ではどのくらい勉強をすればいいのか?どのぐらいの勉強で合格が狙えるのかということですが、それは人それぞれだと思います。

ただ、事前に基礎的な物理学及び基礎的な化学をお持ちでない人やガソリン・灯油・軽油・重油などの業種に携わったことのない人、金属製錬工場やめっき工場、印刷・塗料などの仕事に従事していない人ですと知識がほぼゼロからの状態ですから一か月以上の勉強期間は必要でしょう。
特にアラフォーやアラフィフの方で、完全に未経験でこれらの業種と遠いか無関係な人の場合は安全圏を狙うという意味でも余裕をもって三ヵ月ほど前から勉強しておいた方がいいでしょう。

次に大事になってくるのが参考書ですが、危険物乙4の合格テキストでは

乙種4類危険物取扱者試験
らくらく突破 乙種第4類危険物取扱者 合格テキスト
乙種第4類危険物取扱者すいーっと合格
乙種4類 危険物取扱者試験 合格テキスト
乙種第4類危険物取扱者合格テキスト&問題集

このあたりが良いですね。他にも受かるコツとしては、とにかく過去問をこなすこと!とにかく過去問をいつでもどこでも時間があいたら勉強する!合格テキストを読み込み苦手な問題は徹底的に克服すること。

難しいと感じた問題は解けるようになるまで勉強し、アプリや無料の勉強サイトも駆使しながら知識を深めて勉強していく。

そして試験前日と当日はリラックスし、体調を万全にしながら試験場所までの移動時間はアプリや単語帳で勉強する。あとはひたすら暗記する!これが受かるコツです。

危険物取扱者の甲種も同様ですが、甲種の方が独学はより難しいでしょう。

危険物取扱者「甲種」のメリットとアラフォーやアラフィフの年収(就職・転職時)

危険物取扱者の勉強時間では丙種は20~30時間程度ですので一日2時間ほどの勉強時間が確保できたとして約二週間から一か月。

乙種シリーズでは勉強時間の目安は40~60時間程度ですから、一日2時間の勉強時間が確保できたとして、だいたい一か月半から二か月。

甲種の勉強時間の目安は70~80時間程度ですから一日2時間の勉強で…だいたい三ヵ月ぐらいでしょうか。アラフィフの方でしたら半年間ほど毎日継続して勉強できれば合格が狙えるでしょう。

危険物取扱者甲種のメリットは消防法で定められた第1類から第6類までの全ての危険物の取り扱いと無資格者への立ち会いができること、すべての危険物を扱うことができること、6ヵ月以上の実務経験があれば危険物保安監督者になることが出来るというメリットがあります。

とはいえ年収も危険物取扱者甲種よりは乙種や丙種と上述した車両系の免許との組み合わせの方が年収も高めを狙えそうですし、アラフォーやアラフィフの人でこれから甲種を取ろうと資格取得を狙ってもあまり意味がないかもしれません。

甲種危険物取扱者は勉強時間も多く必要ですし、甲種の難しさはある意味「すごい」ですので甲種危険物取扱者試験に合格するということは凄いことではありますが、危険物取扱者の甲種は取得しても需要があるのは化学工場ぐらいしかありません。

全くの異業種や危険物と関係のない仕事から転職する場合、例えば給油取扱所などに就職する場合でも、需要があるのは乙4や丙種です。

甲種を持っているメリットとしては消防立ち入りの際に免状を見せると消防吏員からの対応が良くなることぐらいです(笑い)

よって危険物取扱者の甲種は取得してもあまり需要はなく、あったとしても「見栄のため」ぐらいなので取るなら丙種か乙四が良いでしょう。現行の消防法でも需要はありません。

危険物取扱者「乙4」の申し込みとネットの声

ネット上には本当にすごい人たちがいますね。

法令(80%) 物理・化学(90%) 性質・消火(100%)
法令12/15、物理・化学9/10、性質・消火10/10
合計31/35
とのこと!凄いですね!!


脳が刺激…!
アボガドロの法則、ルシャトリエの法則…!
比熱、熱量、体膨張、懐かしいですね!


乙種コンプリートとはすごいです…!
消防試験研究センターさんからの特別表彰…!

大型&けん引(準中型免許)+危険物取扱者免状でその組合せがないとなれない職種の一つ石油メーカー系のタンクローリーの運転手に。

スレッドでも語られてますが、危険物取扱者免状にあわせて履歴書には「準中型免許あれば尚可」と。

大型&けん引免許を取得すると食いっぱぐれなくて完璧になる…!!

確かに大型&けん引は危険物と組み合わせると石油メーカー系のタンクローリーの運転手になれますからね。その組合せがないとなれない職種の一つ。

「組み合わせないとなれない職種」であれば食いっぱぐれない可能性。

アラフォーやアラフィフの人で転職や年収アップをお考えの方は、まずは車両系の運転免許を取得してから危険物を狙うというのもありかと思います。電工も良いですね。

危険物取扱者「丙種」の試験日について

先ほども書きましたが、「甲種」「乙種」「丙種」ともに電子申請の受付期間の開始日と締切日、書面申請の受付期間の開始日と締切日に違いはありません。

そして試験日ですが、試験会場の都合により、試験会場・試験日時が変わることがありますので詳しくは適宜下記のホームページから最新情報を確認しておきましょう。

受験地選択 | 一般財団法人消防試験研究センター

ちなみに危険物取扱者の乙種4類を持っていると、ほかの乙種の試験を受けるときに2科目免除で受験できます。

よって乙四を取ったならば他の種類の危険物も取得しないと勿体ないともいえますね。

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第三種冷凍機械責任者の勉強時間

フォークリフト実技試験のコツ

危険物乙4の独学

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自己紹介
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【乙4】30代・40代・50代が独学で受かるコツ!危険物取扱者乙四の勉強方法!
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第二種電気工事士は暗記が大事!独学で女性や主婦も!?
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乙種第4類危険物取扱者免状の取得と履歴書でアピールできること!
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危険物乙4の勉強サイトにテキストも無料!こういう勉強法もラクで良いね!!

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ここまでお読みいただきありがとうございました!